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令和4年度 展示会
令和四年度 活動状況報告
「感謝のことば」
福島県書道連盟 会長 菅 野 精 堂(忠信)
「有り難い」……感謝したくなる気持ちであることを伝えることば。
「痛み入ります」……人から寄せられた好意や親切などに対して、大変申し訳なく思う気持ちを伝えることば。
「恐れ入ります」相手の好意や親切、自分の過ちやいたらなさなどに対して、大変申し訳なく思うときに使うことば。
「恐れ多い」……身に過ぎてありがたい、もったいないということば。
「かたじけない(忝い)」……感謝にたえない気持ちを伝えることば。
「こころづかい(心遣い)」……相手のためを思って、いろいろと気をつかうこと。また、気にかけてくれた方への感謝の気持ちをあらわすときに使うことば。
「お陰様」……お世話になった人に感謝の意味を込めることば。
※
これらはすべて「ありがとう」を大和言葉で表現した、丁寧に感謝を伝える日本のことばです。同じ感謝でも、伝えたい気持ちはその時々で違うものです。大和言葉はやわらかでおだやかな言い回しが多いのが特徴です。意識的に取り入れてみることで、ことばの幅や表現が広がり、もっと細やかに思いを伝えたいときに効果があるのではないかと思います。
新型コロナウイルス感染症の拡大防止のために令和二年度(第四十四回展)は「誌上展」として行い、昨年度の第四十五回展は感染拡大防止策を講じながら、一般公開展示の形式で成功裡に終了することができました。そして現在、新型コロナウイルス感染症の第七波も徐々に感染者が減少傾向にあるようですが、終息に向けてはまだ時間が必要な状態が続いております。このような現状を踏まえ、今回の第四十六回展も昨年度同様に感染対策には万全を期しながら、公開展示をさせていただくこととなりました。
これも偏に、県内外の書を愛する大勢の方々から出品していただくとともに、福島県、県教育委員会をはじめとする多くの後援団体様からのご支援のおかげと、心より感謝申し上げます。
私たち福島県書道連盟は、コロナ禍という逆境下の今だからこそ、目の前の困難と向き合い、安全対策を講じて、「新しい生活様式」を模索しながら展覧会の実施を継続することで、地元福島のために微力ではありますが力を尽くして参りたいと考えております。
平成二十三年(二〇一一年)に起きた未曽有の東日本大震災をはじめ、三年目に入るコロナ禍という度重なる試練の中でも、毎年、弛みなく開催し一歩ずつ前進できておりますのも、多くの皆様方のひとかたならぬご理解とご協力のおかげと、重ねて感謝を申し上げます。この「感謝の気持ち」は、冒頭で述べた「ありがとう」を表現した大和言葉の一つひとつに込められています。さまざまな艱難辛苦があり、その都度、多くの方々からさまざまなお心遣いやお力添えをいただいたおかげで、今の県書道連盟があるのだと思います。
ここで上所(かみところ)重助(しげすけ)氏の詩を一つ紹介します。
「楽しみ」
今日を楽しむものは花を活けよ
一年先を楽しむものは花を植えよ
三十年先を楽しむものは木を植えよ
百年をおもんぱかるものは人を育てよ
どんなことがあっても続けていくことで「楽しみ(=目指すもの)」も大きくなり、それとともに自身も成長していくのではないかと感じます。
※注 大和言葉=日本語を構成する要素で、漢語、外来語に対し、奈良時代以前からあった日本固有の言葉「和語」のこと。和詞(やまとことば)とも言う。漢字の訓読みが大和言葉に対応する。日本の風土で生まれ、育まれた美しい言葉。
第四十六回福島県書道連盟展
▶会期 令和四年十月七日(金)~九日(日)
▶会場 とうほう・みんなの文化センター(福島県文化センター)三階展示室
▶表彰式 新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止
◎一般の部
・福島県知事賞 佐藤香月(伊達市)
・福島県書連大賞 中村庭哥(福島市)
・福島県書連大賞 遠藤溪祥(田村市)
・福島県書道連盟賞 飯沼咲華(川俣町)
・福島県文化センター館長賞 藤井溪峰(小野町)
・福島市長賞 阿部大河(小野町)
・福島市教育委員会教育長賞 須田愛泉(福島市)
・福島民報社賞 西牧大篁(小野町)
・福島民友新聞社賞 藤井向陽(小野町)
・朝日新聞福島総局賞 酒井幽泉(只見町)
・読売新聞東京本社福島支局賞 神永溪山(塙町)
・毎日新聞福島支局賞 佐藤陽扇(会津若松市)
・NHK福島放送局賞 小板橋京霞(会津若松市)
・福島テレビ賞 阿部秋香(福島市)
・福島中央テレビ賞 佐藤清紫(福島市)
・福島放送賞 佐藤信櫻(川俣町)
・テレビユー福島賞 阿曽雅舟(川俣町)
・ラジオ福島賞 邊見瑞秋(白河市)
・ふくしまFM賞 波呂静馗(福島市)
◎最優秀団体賞
○文部科学大臣賞 太陽書道教室(塙町)
○県書道連盟大賞 後藤教室(須賀川市)
○福島市長賞 書道研究会大師塾(小野町)
◎団体特別賞
○富田東書写研究会(郡山市)
○いわき市立菊田小学校(いわき市)
○いわき市立長倉小学校(いわき市)
○福島大学附属小学校(福島市)
○矢吹町立矢吹中学校(矢吹町)
○白河市立東中学校(白河市)
○福島県立福島高等学校(福島市)
○福島県立福島東高等学校(福島市)
○学校法人松韻学園福島高等学校(福島市)
○硯心書道会(福島市)
○會津会(会津若松市)
○五十嵐書道教室(南会津町)
○心雅書道会(福島市)
○西丸書道教室(古殿町)
○佐藤書道教室(白河市)
◎優秀団体賞
○高橋書道教室(福島市)
○水口書道会(川俣町)
○池田書道教室(喜多方市)
○小桧山書道教室(喜多方市)
○若菜書道教室(福島市)
○魁書道会(三春町)
○木村書道教室(喜多方市)
○紫雪書道教室(福島市)
○松浦書道教室(国見町)
○大橋書道塾(福島市)
○梓風書道教室(福島市)
○みずほ書道教室(伊達市)
○黄雅書道会(福島市)
○愛泉書道教室(福島市)
第46回福島県書道連盟展
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福島県書道連盟 本部
〒960-1101
福島県福島市大森字鶴巻67-6
会長:菅野精堂(本名:忠信)宅
(勤務先)
学校法人
松韻学園福島高等学校
〒960-8012
福島県福島市御山町9-1
TEL 024(534)3480
FAX 024(534)9881
福島県福島市大森字鶴巻67-6
会長:菅野精堂(本名:忠信)宅
(勤務先)
学校法人
松韻学園福島高等学校
〒960-8012
福島県福島市御山町9-1
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FAX 024(534)9881
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