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令和2年度 展示会
令和二年度 活動状況報告
「苦しみの中にこそ光あり」
福島県書道連盟 会長 菅 野 精 堂(忠信)
今年度は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のために、県内の各種催し物が悉く中止や延期を余儀なくされ、各書道展もまた例外ではありませんでした。三月から五月までは県内の小中高校が臨時休校となり、様々な社会活動が自粛要請によりストップし、私たちの生活に与える影響は非常に大きなものがあります。「新しい生活様式」「ウィズ コロナ」が叫ばれ続けて、私たちの生活意識も「コロナ対策至上主義」に変わり、それが日常化しているような感じがします。書道展の中止・延期により自分の練習成果の発表機会が奪われるという状況下において、本連盟では皆様の安全・安心を配慮しつつ、第四十四回展を、作品集の発行による「誌上展」として行うことにいたしました。また、今年度から、これまでの「福島県書道連盟選抜展」から「福島県書道連盟展」と行事名を改め、新しい第一歩を踏み出しました。
本連盟にとって「誌上展」は、二〇一一年三月十一日に起きた未曾有の東日本大震災による第三十五回記念選抜展以来、二度目の開催となります。当時は、予想だにしない突然の天災の地震と津波、それによって起きた人災の原発事故と、郷土福島県は他に類を見ない二重苦三重苦を背負いました。地震による被害で福島県文化センターが使用できず、初めての「誌上展」としての開催になりました。その時と同様に、一般公開展示はできませんでしたが、県内外の書を愛する大勢の方々から出品していただくとともに、福島県、県教育委員会をはじめとする多くの後援団体様からのご支援を賜り、無事に開催することができました。この場をお借りしまして、あらためて心よりお礼を申し上げます。
「文明が滅びても人間社会は崩壊しないが、文化が滅びると人間社会は成り立たない」と言われるように、芸術やスポーツ、宗教などの文化は、私たちの心の拠り所となり、日々の生活の精神面の支えとなり、種々の文化活動を通して人とのコミュニケーションが図られネットワークが広がります。コロナ禍の今だからこそ、安全対策を講じながら、「新しい開催様式」を模索して、展覧会の実施を継続することで、地元福島のために微力ながら力を尽くして参りたいと考えております
こんな短歌に思わず微笑みました。明けない夜はありません。イラストレーターの田中貞行さんが、SNSで披露した歌をご存じでしょうか。
しばらくは 離れて暮らす コとロとナ つぎ逢ふ時は 君といふ字に
漢字の「君」を分解すると、なるほど「コ」「ロ」「ナ」の三文字。見事なユーモアの先に、希望の灯がまたたいています。新型コロナウイルスの影響で大切な人と会えないつらさや未来への希望を綴った歌。苦の中に光あり。「生きる力」を感じます。
第四十四回福島県書道連盟展
※今年度の第四十四回県書道連盟展は、左記の日程での開催予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の拡大防止から、作品集を発行する「誌上展」として開催することになりました。
▶会期 令和二年十月十五日(木)~十八日(日)
▶会場 とうほう・みんなの文化センター(福島県文化センター)三階展示室
▶表彰式 十月十八日(日)午後一時~同・会議室(二階)
◎一般の部
・福島県知事賞 後藤琤苑(福島市)
・福島県書連大賞 阿部剛節(小野町)
・福島県書連大賞 松浦恵鶴(国見町)
・福島県書道連盟賞 西牧大篁(小野町)
・福島県文化センター館長賞 須田愛泉(福島市)
・福島市長賞 佐藤香月(伊達市)
・福島市教育委員会教育長賞 阿曽雅舟(川俣町)
・福島民報社賞 新田溪楓(小野町)
・福島民友新聞社賞 阿部大河(小野町)
・朝日新聞福島総局賞 二階堂黄岳(福島市)
・読売新聞東京本社福島支局賞 齋藤静雨(福島市)
・毎日新聞福島支局賞 内海春邨(会津若松市)
・NHK福島放送局賞 中村庭哥(福島市)
・福島テレビ賞 遠藤溪祥(田村市)
・福島中央テレビ賞 阿部美雅(伊達市)
・福島放送賞 鈴木清月(福島市)
・テレビユー福島賞 道喜珠芳(会津若松市)
・ラジオ福島賞 慶徳春水(会津若松市)
・ふくしまFM賞 大江信秀(伊達市)
◎学生の部
・大賞 阿部峻大(白鷗大学四年)
・準大賞 吉田理彩子(白鷗大学二年)
・準大賞 安斎菜穂(北海道教育大学一年)
◎高校生の部
・大賞 佐藤ひなた(福島東高校三年)
・準大賞 先崎美咲(郡山東高校二年)
・準大賞 阿曽萌生(学法福島高校二年)
・準大賞 大竹 楓(安積高校三年)
◎学童の部
・大賞 前林里央梨(富田東小学校六年)
・大賞 齋藤きあり(川俣中学校二年)
・準大賞 藁谷知世(長倉小学校三年)
・準大賞 薄井 悠(表郷小学校五年)
・準大賞 鈴木千夏(小野中学校三年)
◎最優秀団体賞
○文部科学大臣賞 後藤教室(須賀川市)
○県書道連盟大賞 福島大学附属小学校(福島市)
○福島市長賞 書道研究会大師塾(小野町)
◎団体特別賞
○天栄村立大里小学校(天栄村)
○いわき市立長倉小学校(いわき市)
○矢吹町立矢吹中学校(矢吹町)
○白河市立東中学校(白河市)
○富田東書写研究会(郡山市)
○福島県立福島高等学校(福島市)
○福島県立福島東高等学校(福島市)
○学校法人松韻学園福島高等学校(福島市)
○硯心書道会(福島市)
○會津会(会津若松市)
○太陽書道教室(塙町)
○魁書道会(三春町)
○五十嵐書道教室(南会津町)
○心雅書道会(福島市)
○西丸書道教室(古殿町)
○水口書道会(川俣町)
◎優秀団体賞
○池田書道教室(喜多方市)
○小桧山書道教室(喜多方市)
○若菜書道教室(福島市)
○西若書道教室(会津若松市)
○木村書道教室(喜多方市)
○美雅書道教室(伊達市)
○魁書道会(三春町)
○永峰書道会(伊達市)
○上太田書道教室(南相馬市)
○大橋書道塾(福島市)
○松浦書道教室(国見町)
○竹秀書道教室(伊達市)
○紅葉会(福島市)
○梓風書道教室(福島市)
○みずほ書道教室(伊達市)
○愛泉書道教室(福島市)
第44回福島県書道連盟展
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福島県書道連盟 本部
〒960-1101
福島県福島市大森字鶴巻67-6
会長:菅野精堂(本名:忠信)宅
(勤務先)
学校法人
松韻学園福島高等学校
〒960-8012
福島県福島市御山町9-1
TEL 024(534)3480
FAX 024(534)9881
福島県福島市大森字鶴巻67-6
会長:菅野精堂(本名:忠信)宅
(勤務先)
学校法人
松韻学園福島高等学校
〒960-8012
福島県福島市御山町9-1
TEL 024(534)3480
FAX 024(534)9881
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